元気な足

多くの人は・・・自分で歩いて出掛けることを当たり前のように・・・まるで息をしているかのようにしているかも知れない。

あ、バーゲンだわ！行かなくちゃ。とか
仕事、探さなくちゃなぁー・・・トボトボ・・・。とか
ちぇ、試験かよぉ〜怠いなぁ〜。とか

なんで私は出来ないの？って思うと涙が出てくる。

カズの学校で文化祭みたいなのがあったけれど、行けなかった。
タクの送り迎えは母に・・・。
タクと散歩をしたことがない。
カズは私と散歩したことはおぼえていない。。。
お母さんの車椅子を押している感想は学校で書いてきた。

「おかあさん！もし、病気が治って歩けるようになったらどこに行きたい？」
「おかあさん！もし、歩けるようになったら最初に行きたいのはどこ？」
「おかあさん、もし、病気が治ったら・・・・・？」って質問は日常茶飯事になっている。

彼は私を気遣っていたのが、もう、口癖になってしまったのかな。

家族で花火をしたいね。
近くの公園でいいから、散歩したいね。
一緒にスーパーで買い物をしたいね。

ごめんね・・・そんなことが・・・できなくて。

ごめんね・・・自分に謝らなくちゃ。